2014年11月28日金曜日

資格講習!

11月。
引き続き、木林士は檜原村の間伐現場に入っています。

が、緑の雇用1年生の清澤は資格講習ラッシュでした。

チェーンソーや刈払機だけでなく、林業用の機械から一般的な建設機械、玉掛けの資格など、2年生になる為に取らなければならないモノが多々あります。

「取らなければならない」と書きましたが、これだけの資格を個人で取ろうと思うととても大変です。
恵まれた環境で学べることに感謝しつつ、現場に出られない分少しでも多くのことを吸収して持って帰らねば!と意気込むものの、特に実技ではどうしても目の前の作業に気を取られがちです。

普段の現場では必要なさそうな知識であっても自分の環境に近付けて、何か応用できないか。
他の業者の方と関われる機会に何か引き出せないか。

そんな視点と疑問を持てるようになりたいものです。

学ぶって難しい。


――


とりあえず来週また別の講習を受けて、一段落つきそうです。







…と、勉強も大事なのですが全然動いていないから太りそう。。

いろいろ頑張ります!

2014年11月17日月曜日

時代に即応した伐倒技術の向上に関する集団指導会

どうも、ナベです。

今日は午前中現場行きつつ午後からこのタイトルの講習に行ってきました。
要は安全について改めて現場の人に考えてもらおうという趣旨の講習です。

毎年ある講習ではありません。なぜこのタイミングなのかというと、林業での昨年の死亡者数は39件。今年は10月7日段階で31件。昨年を上回るペースで災害が発生しているようで、そのためこの講習が行われたようです。
非常に勉強になりました。

たとえば、普段自分たちは造林用のヘルメットをかぶっているのですが、これは落下物から頭を守るための機能を備えたものなのですが、それともう一つヘルメットには墜落時保護用という高所から落下したときに頭部を保護するためのヘルメットがあります。
林業なので当然造林用ヘルメットでいいと思っていたのですが、実は日本の法律では傾斜が40度以上の場所では墜落時保護用のヘルメットの着用が求められてるようなのです。まったく知りませんでした。東京の山じゃあ40度は結構ざらにあるので身近な話です。

講習でもらった資料です。
”林業・木材製造業労働災害防止規定 ”
簡単に言うと政府が法令で決めた林業の作業の仕方が細かく書かれたものです。どうゆう服装でするべきか、作業上の注意点、禁止事項などがたくさん書かれています。
人によっては「きれいごと、現実とかけ離れている」という方もいると思います。自分もそう思うところはあります。
講師の方がおっしゃっていました。
「林業は甘い目で見られている。クレーンでの荷の吊り方一つ見ても、一本吊りは建設業界ではありえない、認めらていないが、林業では法律で認められている。そのうえ安全への意識も低い。こうゆうところが他産業に比べ災害が多い一因なのではないか」と。
それに続けて、そうゆう現状だということを認識したうえで仕事をしてほしいともおっしゃっていました。

 ショックでした。そうゆうところからすらも林業は遅れているのかと。もちろん街場と山林を一緒くた論ずることはできないと思いますが、そう言われてしまう現実があるのは確かです。
 じゃあ実際この規定通りに仕事できるかといわれると越えなくてはいけない課題が数多くあるのは間違いありません。ではどうしたらいいのか。安全への意識を高めるのは当然のこととして、おそらくこれからは現場にいる人たちからしかるべきところに、しかるべきことを訴えしていかなくてはいけないのでしょう。「きれいごと」で終わらせないためには。
・・・・・ま、自分はその前に補助金なしで自分の給料稼げるようになれって話ですけどね(^◇^)



2014年11月16日日曜日

森林再生事業:二回目の間伐

ナベです!
先週から木林士は檜原の現場に入っています。
これは森林再生事業と呼ばれる東京都環境局管轄の事業で手入れの遅れている人工林を山主に代わり東京都が費用を全額負担して手入れをするというものなのですが、12~13年間隔で2回の間伐を実施するという契約です。

木林士は今までも森林再生事業での間伐を請け負ってきたのですがそれは全部1回目の間伐。
そして今回は2回目、つまり12~13年前に一度間伐に入った現場です。
やはりあきらかに今までの間伐と違い、木の太さ、高さが違います。間伐が一度入ってるため木と木の間隔も広いですし、混み合っている山での作業とはまた違う作業上の気配りが出てきます。

木が大きいのでより危険ではありますが、間伐してしばらくした山を見れる機会と考えると山を育てるという大きな中でのいい勉強になります。
”いい間伐をしてくれたな”といわれるような仕事ができる木こりになれるよう日々勉強です。