ソーチェンプロテクション入りズボンに、37ccチェンソー、50ccチェンソー、刈払機、トップハンドルソーを当ててみました。比較するために、プロテクションの入っていない、普通の作業着にも当てています。
※今木林士では、チェンソーを使う際はチェンソープロテクション入りズボンを履くことにしています。今回実験に用いたのは、仕事で数年使い、経年劣化が進んだものになります。
動画は4本あります。4本とも左が普通の作業着、右側が防護ズボンになります。それぞれの動画の下に、当てた部分の写真を載せてあります。
・機械等概要
ズボン:防護ズボン(ソーチェンプロテクションクラス1入り)。
数年間使い込んだものですので、劣化は進んでいると思います。
地面に刺した丸太に履かせています。
チェンソー:排気量約50ccと約37ccと約27ccの3台。
刈り払い機:排気量約26cc、笹刈刃を装着
刈り払い機:排気量約26cc、笹刈刃を装着
刃はどれも目立て済み
・動画1つ目は、防護ズボン×37ccチェンソーです。
・動画2つ目は、防護ズボン×50ccチェンソーです。
刈払機 |
動画は以上になります。
感想1、チェンソーで唯一止まらなかった37ccについて。回転数は16000回/分出ています。
これだとさっくり計算すると、28m/sのチェンスピードになります。今回用いた防護ズボンはクラス1(20m/sまで)ですので、順当な結果と言えるかもしれません。これを防ぐにはソーチェンプロテクション最高のクラス3(28m/sまで)が必要になってくるようですね。
ただ、フルスロットルで当て続けるという状況はあまりなさそうですので、惰性で回っているソーチェンでも試してみたいところです。
感想2、排気量27ccのチェンソーには効果テキメン!
気持ちがいいくらいに止まってくれました。今回の行った実験の中で唯一頼もしい結果を見せてくれました。
感想3、ただ、防護ズボンは全周ソーチェンプロテクションが入っているわけではありません。
今回の実験では防護ズボンを丸太にビスで固定しています。実際の着用時には固定されません。ソーチェンが当たり生地が動くことで、結果が異なってくるかもしれません。
※あくまで基本1回、多くても数回当てているだけですので、決してきちんとした実験ではありません。ご参考程度にお願いします。
とりあえず今回で、防護具テストについてのブログは最後になります。
またしばらくしたら(実験で使えるようなものがでてきたら)別のパターンでテストしてみたいと思います。 万一のための防護用品たちですが、万一だからと軽視せず、一つ一つの道具をしっかり理解しながら使っていきたいです。最後までお読み頂きありがとうございました。
渋谷