2014年5月27日火曜日

Husqvurna 万能斧

買ってしまいました!ハスクバーナの万能斧!以前から大きめの切斧(刃が薄い)が欲しかったんですが、この手のタイプの斧(伐採斧)はあんまり見つからず、あるのは薪割り斧(割斧)ばかり。日本のメーカーだとあっても特注であったりしてなかなか手を出しにくい。Wetterlings(ウェッタリングス)、Gransfors Bruks(グレンスフォシュ・ブルークス)にHultafors(フルターフォッシュ)などの海外メーカーでforest axeと名のつくものは伐採斧なのですが、なかなかのお値段。どうしようかと悩んでいた時に見つけたのがこのHusqvurnaの万能斧。値段がほかの同タイプのと比べて半額くらい。もちろん安い分のことはあるのですが、レビューなどをみて自分には問題ないと判断して購入!
それがこちら!

柄の長さ約665mm、全長680mm、斧身の重さ約850g、総重量1200g。
このくらいの重さで日本の斧だと柄がもう少し長くなります。日本人は体格がよくなかったので柄を長くして遠心力を利用していたようです。

カッコいい皮のケースがついてます。このケースだけでもこの斧買った価値あります。



表と裏で刃の付け方が違うwなかなかの雑さですが値段相応ですね。ここは自分で研ぐので無問題。といいたいですが、全鋼製なので研ぐのは大変そう(-_-;
どうでもいいですが、このハスクのロゴはなんだかかわいらしいw

刃の角度が鋭く切る用途に向いています。
なので薪割りもそんなに大きな径の薪を割るのには不向きです。万能ではないですねw
さて買ったものの、使う予定は今のところなし!こいつが日の目を見るのはいつのことやら。

2014年5月22日木曜日

雪起こし

最近の日差しはほんと暑くて今年の二月にあった大雪なんてすっかり忘れてしまいますが、雪起こしの現場にいけばこんな木が至る所に(;´・ω・)

あの大雪のすごさを思い出しました。
で本題。
こんなにうつむいてる木をひもを使って元のようにまっすぐに直すのが雪起こしという作業です。
手順はというとまず倒れてる苗木を根元から思いっきり山側に倒します。この時点でここまで起きてきます。

この時根元の谷側の土を踏み固めるとグッド!木にもよりますがここまでで真っ直ぐに立ち直るものもあります。
直らない場合は紐を結んだ杭を山側に打ち込みその紐を枝に結び付けてグイッと引き起こせば完了!この時幹には結び付けないようにしなくてはいけません。幹に結ぶと成長とともに紐が食い込んでしまいます。
元通り?
ちなみに紐は撚ったビニール紐などが使い勝手が良いようです。撚ってないと手袋つけた状態では結ぶのも難しかったり紐自体がバラバラになって扱いづらいです(-_-;)
あとは頭が少し曲がっていたら手でその曲がりを直すようにすこし逆に曲げてあげればその後の成長で真っ直ぐになるようです。ただあまり曲げすぎると折れるので注意しなくてはいけません。
余談ですが、杭は下の写真のように結んだ紐が埋まるくらい打ち込むとしっかりと引き起こせます。

雪起こしは林業の中でも機械を一切使わず非常に静かで地味な仕事ですが、植えた木の価値を守るという大事な仕事です。
                                                        ナベ

2014年5月17日土曜日

カニムシ!

山の中の仕事なんで虫とかはしょっちゅう見るんですが、今日は今までに見たことない虫を見つけてしまいました。

虫に非常に敏感な先輩ですら初めて見たというのですから相当珍しいのは間違いないはず。
にしてもこの体に対して非常にでかいはさみ。大きさはかなり小さく1、2㎜くらい。写真は割りばしの先に虫が乗ってます小さいけどはさみ振り上げてめっちゃ威嚇してきます。なかなかの武闘派です。


でもよくよく見ると足が8本あるし(はさみ含めたら8本)、蟻みたいに頭部、胸部、腹部がはっきり分かれていない。ほんとに虫なのかすらもよくわからない。

珍しそうでなかなかすぐには調べられないだろうなと思い、ネットで適当に「山 はさみ 虫」と検索したら即発見( ゚Д゚)そんなめずらしい虫ではなかったみたいです。
この虫の名前はカニムシという種類の虫のようです。見た目通りサソリに近い虫で、大きくなっても5㎜程度くらいにしかならないとか。しかもこんだけ小さいのは見つけるのが非常に難しいようです。どうりで誰も見たことがなかったわけです。
こんなに小さいですが、ダニなどを食べる肉食の虫だそうで、こんなミクロな世界でも色々な生き物が生きてるんだなと実感しますね。

2014年5月16日金曜日

新規採用について

弊社ではこのたび、新規採用を行います。
下記のフェイスブックのページにて募集要項を公開しております。

新規採用 募集要項

詳細は最寄りのハローワークまでお問い合わせください。

2014年5月8日木曜日

柄を作る!番外編

いい加減柄を作るのやめろよって思うかもしれませんが、折角のネタです。記事にしなくては勿体ないですからね。今回はトビの柄を作るときに樫材が余ったのでそれでちょうど柄から外れかけてた中古の斧の柄を作ります。骨董市で値切りに値切って買った洋斧なんですが、柄と本体との間に最初から隙間があり少し使っただけでグラついてしまいました。

元は片手で扱う程度の柄の短い斧だったんですが、余った材の長さがかなり短いので出来上がりは更に短い、小型の焚き付け用の薪を割る斧になる予定です。
まあ作り方とかは前回と変わらないので途中経過は省略。
出来上がりがコチラ
今回はストラップつける穴をあけてみました。
色も重ね塗りして以前よりも濃く仕上げました。なかなか悪くないんじゃないでしょうか!

あまりに気に入りすぎてこんな写真とかとって自己満足に浸ったり。
しかし家に薪ストーブがあるわけではないので、これが使われることはないでしょう(-.-)

2014年5月2日金曜日

柄を作る!後日談

柄を付け替えたその後、現場で使ってみたのですが、色々と問題点がでてきました。
まず握り具合ですが、素手の感触で削っていたので手袋はめて使用すると凹凸が足りない部分がありました。当然っちゃあ当然ですよねw
それに塗装ですが、重ね塗りしなかったためか、たった一回の使用ではげました。
やっぱしっかりと何度も塗らないとダメなんですかね。

さらに、その塗装というかニスですが、汚れないようにと思い塗ったのですが、手袋が汗などで濡れてくるとめっちゃすべるすべるw
これはニスを全部はがすが、滑り止めのゴム巻くかして対応します。
作る前に色々と想像しますが、なかなか思った通りにとはいかないものですね。今回の教訓を忘れず次に活かしていくしかないです!