最近の日差しはほんと暑くて今年の二月にあった大雪なんてすっかり忘れてしまいますが、雪起こしの現場にいけばこんな木が至る所に(;´・ω・)
あの大雪のすごさを思い出しました。
で本題。
こんなにうつむいてる木をひもを使って元のようにまっすぐに直すのが雪起こしという作業です。
手順はというとまず倒れてる苗木を根元から思いっきり山側に倒します。この時点でここまで起きてきます。
この時根元の谷側の土を踏み固めるとグッド!木にもよりますがここまでで真っ直ぐに立ち直るものもあります。
直らない場合は紐を結んだ杭を山側に打ち込みその紐を枝に結び付けてグイッと引き起こせば完了!この時幹には結び付けないようにしなくてはいけません。幹に結ぶと成長とともに紐が食い込んでしまいます。
元通り?
ちなみに紐は撚ったビニール紐などが使い勝手が良いようです。撚ってないと手袋つけた状態では結ぶのも難しかったり紐自体がバラバラになって扱いづらいです(-_-;)
あとは頭が少し曲がっていたら手でその曲がりを直すようにすこし逆に曲げてあげればその後の成長で真っ直ぐになるようです。ただあまり曲げすぎると折れるので注意しなくてはいけません。
余談ですが、杭は下の写真のように結んだ紐が埋まるくらい打ち込むとしっかりと引き起こせます。
雪起こしは林業の中でも機械を一切使わず非常に静かで地味な仕事ですが、植えた木の価値を守るという大事な仕事です。
ナベ
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