最近、現場ではナタを持ち歩くようにしています。
この仕事に就く前は山師と言えばいつでもナタを腰にぶらさげているようなイメージがありました。
が、実際は(少なくとも現在までに木林士が受けた)東京都の枝打ちの仕事では主にノコギリや小型のチェーンソーが使われる為、ナタをメインに使う作業は今のところありません。
ただやはり山の中ではちょっとしたボサ(雑草等)を切り払ったりなんだりと何かと刃物が必要になることがあるので、せっかくならビクトリノックスではなくてナタを持とうかなという流れで。
(ビクトリノックスもあると便利だけど!)
そうして先輩から受け継いだ西山商会製のナタを力任せに使っていたら…ご覧の通り刃がボロボロになってしまいました。
山師として刃物を使うのであれば研げるようにもならないといけません!
とは言うものの、現代っ子の自分はせいぜい貝印のダイヤモンドシャープナー(めっちゃ使いやすい!)ぐらいしか使ったことがないのでまずは情報収集。
先輩に聞いたり、本を読んだり、ネットで調べたり。
生きてきた中でこういった技術を教わることはありませんでしたが、いろいろな地方や人の情報を昔よりも比較的簡単に集められることが現代っ子の強みでしょうか。
もちろん、様々な情報があるのであれこれ試してみて自分の環境に合った技術や道具を選択する必要はあります。
まぁ悩んでいても仕方がないのでとりあえずチャレンジ!
現場では携帯型の小さな砥石で研ぐ方法もあるようですが、今回は急ぎでもないので大きめの砥石で雨の日にじっくり研いでみました。
結果…!
正直お見せできるほどの仕上がりではありませんが、欠けていた部分はなくなりました。
「全体が均一になるように」というシンプルなことが非常に難しいです。
今使っている片刃のナタは研ぐ練習にも向いているとのことなので、今後しばらくは試行錯誤が続きそうです。
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