2015年11月26日木曜日

最近のニューフェイス

しばらくブログを放置してしまっていました。
お久しぶりです。清です。
 
ツイッター&フェイスブックの方が若干ですが更新頻度は高めです。是非そちらも!
 
タイトルは何のことかと言いますと、最近新しく入った道具についてです。
こんなものを導入しました。
 


雪山に登る方には馴染みがあると思いますが、軽アイゼンです。

 木林士ではチェンソー作業をより安全に、という理由で昨年末からチェンソーでの作業時にプロテクション入りブーツの着用を義務付けております。

それまではスパイク付きの地下足袋を履いていたのですが、各社から出ているブーツにはスパイクが付いていません。
履き初めは「お、意外とブーツでもいけんじゃん?」という感触でしたが、いろいろな現場で使っているとやはりスパイクが付いていない分、丸太の上や土が流れるような急斜面では差を感じるようになりました。


何か解決策を、と先輩が目を付けたのがこちらです。


林業用品のショップ(オンライン)でも扱われているのでそれなりの効果はあるだろうという予想だったのですが、実際に履いてみると予想を遥かに上回る感触!

まったく、とまでは言いませんがほぼ滑りません。

重いものでもないですし、これはかなり良いんじゃないでしょうか!


あいにく林業用ではないので正直なところ、現場で使ってしまうと耐久性には難があるように感じます。(ゴム部分が切れます)
が、バンド等で補修すればそのまま使えているので、これからも活躍してくれるはず!


足元の安定はどんな作業にも共通して重要な要素になってくるので、さらに良い方法・モノがあれば探っていきたいです。


2015年9月28日月曜日

対決!Husqvarna 346XP(bar:18inch) vs Husqvarna 346XP(bar:15inch)(木林士チェンソーNo.1決定戦)



トーナメントもとうとう決勝を迎えました!
2台ともやはり残ったHsuqvarna 346XP
バーの長さは結果に影響しますでしょうか

【試合前コメント】

・Husqvarna 346XP / 井上

ハスクバーナ346対決!
おっ!ナベが映ってる!

と言うことで、何時からやってるかわからない程前の対決になってしまいましたが、とうとう最終回。
結果は初めから分かっていたと言われそうですが、346対決となりました。

いざ!


【試合後コメント】

・Husqvarna 346XP / 井上

対決!と言うより比較ですね。18インチと15インチの違いをさほど感じる事は出来ない前半のカット。後半の最後に僅差で15の方が速いかな?程度ですが、不思議なことに現場の作業効率は15のほうが各段に速い気がしてます。

バーの長さは短い方が取り回しやバランスが良いのでしょう、体は楽ですね。

話はそれますが、21のバーを付けて縦挽きしたときはさすがに、ストレス・・・でしたが。

そして、このハスクバーナ346のポテンシャルをどこまで試せるのか!どこまで戦えるのかついに証明する時が来たのです!

それでは、その時また報告します。
今までありがとうございました。

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以上、木林士チェンソーNo.1はHusqvarna 346XP(15インチ)!
私事ですが、CS500も50ccで同じ排気量クラスですのでもう少し頑張って欲しかったです。
でも最近は現場で使っていて、多少回るようになってきましたので、近いうちリベンジします!

そんな感じで、各々色々と気づいたり感じたりできて楽しかったです。
ご覧いただきありがとうございました。

渋谷

2015年9月16日水曜日

新人の小山です!


皆さんはじめまして!新しく木林士に入社しました小山と申します。

今までは某アウトドアショップでアルバイトをしながら、登山やクライミングを嗜んできました。
とはいっても、初心者みたいなものですが。(笑)

私が林業で働きたいと思った理由は、
・今まで関わってきた山をもっと知りたい!
・山の中で体を動かす仕事は気持ちよさそう!
という気持ちがあったからです。

入社してまだ間もないですが、山仕事は想像していたよりも大変なこと、そしてなにより…
山仕事には女の子が全然いない!(笑)と実感しています。

そういえば面接のとき、水出社長に「山には女の子いないからね…って言われてたっけ。

早くも山仕事を続けていけるのか不安になっていますが、いざ山に入るとそんな思いもどこかへいってしまうくらい清々しい気持ちになり、毎日楽しく仕事をしています。

こんな感じの私ですが、これから山を育てる人として安全第一でしっかりとした仕事をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

2015年9月1日火曜日

対決!Husqvarna 135e vs Husqvarna 346XP(15inch)(木林士チェンソーNo.1決定戦)


トーナメント表左側もとうとう準決勝を迎えました。
今回はハスク対決!

【試合前コメント】

・Husqvarna 135e / 井上
135!3711に勝利して波にのってます。346には勝てる気しないけど、ハスク対決楽しみです。

・Husqvarna 346XP(15inch) / 井上
ハスクバーナ346!当然の事ながら負けないでしょう。346は良く出来たマシーンですからね。



【試合後コメント】

・Husqvarna 135e / 井上
出だしはなかなかいい勝負でしたね!無負荷回転数はほぼ同じくらい回っている感じ回転音が同調してますね。後半は伐り込むごとにトルクが落ちていきパワー負けしてますね。後半のバー背のカットは更にパワー不足です。エンジン調整はもぅ限界領域でしたので、1カット目後の無負荷での高回域を後0、何秒待てれば後半もう少しいい戦いが出来たかもしれませんね。
隣が横目で見えてただけに最後に焦って負荷をかけすぎた感じですつまり機会に人間が合わせてあげる事が重要ですかね。しかしかなりの僅差でした。枝払い等の瞬間的なトルク勝負はやはり弱いかな?

・Husqvarna 346XP(15inch) / 井上
346はトルクと機体重量もあり余裕たっぷり。
切り出しは135が早いもその後の巻き返しが余裕ありますね。丸太半分以降は346の早さが分かります。しかも15インチなので、なおさらチェーンスピードも速いです。346はとてもバランスの良い機体です。ハスク対決非常に面白かっつたです。これ18、21インチで346、135対決したら尚面白そうですね。

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次回はいよいよ最終回。
決勝戦になります。

2015年8月28日金曜日

対決!Husqvarna 135e vs ZENOAH G3711(木林士チェンソーNo.1決定戦)


 

下刈り時期を言い訳に1ヶ月以上放置してしまいました!
大変申し訳ございません。m(_  _)m

そしていままでのトーナメント表が実際に行われた試合と異なっていた為修正…公開する順番が若干おかしなことになっておりますが、ご了承ください。

今回はホビーソーであるハスクバーナの135eと、ゼノアのプロソーの中でも名機と言われているG3711の対決。排気量こそ135eの方がやや上ですが、ホビーソーとプロソーの違いがどう出るのか気になるところです。

【試合前コメント】

・Husqvarna 135e / 井上
ハスクバーナ135!次なる相手は3711。
排気量だけなら勝っている相手です。
でも排気量だけじゃないからね‼勝てれば135もホビーソーとは言わせない。

・ZENOAH G3711 / 井上
3711がこの軽さ排気量クラスではやはりプロソーNo.1かな?と思わせる位、余裕があります、対決前から排気量以上のトルクと高回転は135なんて相手にならない予感です。




【試合後コメント】

・Husqvarna 135e / 井上
135勝利です。しかしながらトルクの部分でいまいちですね‼でもいい戦いでした。プロソーとここまで戦えればたいしたものだぜ!135はよく健闘しましたね。
135の秘められたポテンシャルの高さを見た気がします。ノーマルでここまで戦えるなら良い1台です。ソーチェンとの相性が良いとおもいます。

・ZENOAH G3711 / 井上
結果は残念!意外でした。回転域の高さと粘り強いトルクで135程の相手なら余裕です。と、思って
いました。 
しかし135は値段以上の価値のあるチェンソーだね。まぁまぁ耐久性とかは置いといて。
3711!いつまでも使っていたい一台です。

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半年近く前から続いているこの企画もいよいよ決勝間近!
次回は135e vs 346XP(15inch)のハスク対決を予定しています。

2015年7月6日月曜日

対決!Husqvarna 346XP vs Husqvarna 543XP(木林士チェンソーNo.1決定戦)



トーナメント表右側は2戦目にして準決勝戦に入りました!
ハスク対決。

【試合前コメント】

・Husqvarna 346XP / 井上

346XP の次なる対戦相手は543XPです。同じハスクブランドなので、対決前から勝敗は分かりますが、いざ対決!

・Husqvarna 543XP / 水出

廃盤になりかけた346XPと発売間もない543XPの対決です。
自分自身、とても楽しみにしていた対決!
『排気量の差が感じられない』そんな声を期待してましたが、前の対決で感じたエンジン調整の不安がぬぐえないのが正直なところです。



【試合後コメント】

・Husqvarna 346XP / 井上
メーカーはちゃんとクラス分けをしているので結果は当然ですが、40~50の排気量クラスではかなりの差が出てきます。ゼノアではなくハスク主体の40㏄クラスを1台ラインナップしてほしいです。

540Tのライトハンドルモデル出ないかな~。

・Husqvarna 543XP / 水出

『排気量が違うし、昨日まで標高が1000メートル超える現場にいたので、調整がそこに合わせてあるし』と完全に開き直っています。

540Tのライトハンドルモデル、もう出るかな〜。

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さて、いよいよ終盤戦となって参りました。

今までの動画を見比べるとなんとな~く優勝者が見えてきてしまっている(というかトーナメント表を見た時点でわかっている?!)方もいらっしゃるかもしれませんが、是非最後までお付き合いください!

2015年6月18日木曜日

対決!ZENOAHG3711EZvsG3711EZ(木林士チェンソーNo.1決定戦)(同機種対決)

木林士チェンソーNo.1決定戦です。
今回は1回戦を見事勝ち抜いた37 どうしの対決です。同機種ですので、勝敗を決する要因は、機体の個体差、使用者による調整力(キャブ、チェンの種類、チェン張り具合、オイル吐出量等)、当日の操作力に絞られますか。

【試合前コメント】

・ ZENOAHG3711EZ/ 井上

3711対3711
ついに直接対決です。
わたくしの3711は21BP仕様です。
試合前から余裕で後ろ向いてなんかしてますね?
では試合を見てみましょう。


・ ZENOAHG3711EZ / 渋谷

渋谷「会社の大先輩である井上さんと同機種対決です。林業経験年数でいうと私の10倍くらいあります。また機械の知識も豊富です。技術力も高いです。胸を借りるつもりで精いっぱい頑張ります。ちなみに、私のチェンは25APです。」

渋谷の心の声「井上さんと同機種対決だなんて願ってもないチャンスだ。経験年数なんて仕事には関係ない。機械の知識量や技術力なんて測れるものじゃない。ここで勝つことで、俺にも力がある事を示してやるぜ。」




【試合後コメント】

・ZENOAHG3711EZ/ 井上

試合運び上手いですね!前半のリードで相手は焦っている様子?全開に調整したらもう少し出そうな感じですね。37を少し上手に使える様になったかな?
37対決でしたが、少し勝敗に差が付きすぎたようにもみえますが、機体の差なのか?個人の差なのか?わかりませんが、面白い1戦でした。

・ZENOAHG3711EZ/ 渋谷

渋谷「いやさすがに井上さんですね。これからも井上さんを見習って精進していきますんでよろしくお願いします。」

心の声「ち、これが現実か。」

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今回の対決は同機種でしたが大差がついてしまいましたね。木を切るにあたっては、機械の性能も大事だけど、使い方のほうがより大事ということを明示したような対決になりました。そして、渋谷さん、そんな心構えでは何時まで経っても追いつけませんよ。足りないところを真摯に受け止めて毎日励みなさいね。

ご覧いただきありがとうございました。
次回は今回勝ち上がった井上さんの3711vs346(50cc)になります。

2015年6月13日土曜日

Husqvarna 135e VS ZENOAH GZ360(木林士チェンソーNo.1決定戦)

お待たせしました?!

久々の木林士チェンソーNo.1決定戦はトーナメント表の第2回戦に進みます。
1回戦を見事勝ち抜いたゼノア360と、期待のシード枠だったあのチェンソーが登場!

【試合前コメント】

・Husqvarna 135e / 井上

ハスクバーナ135e!
去年の桜まつりでデビューした135eただ今、薪作りで活躍中ですが、今回の対決でホビーソーでどこまで戦えんの?
と言うことで1回戦を勝ち抜いた360と対決です。
排気量では40.9CCと上ですがどうなる事でしょう?

135eは440のスペックを下げたモデルですが、これは、今現在発売されている低価格チェンソーではおそらくNo.1ではないでしょうか?(井上の感想)

・ZENOAH GZ360EZ / 清

排気量の差はありますが、木林士内では意外といい勝負するんじゃないの?と前々から言われている、見たい対決ランキング上位に挙がっていた組み合わせです。

スチールを打ち破って2回戦に上がってきた360がどこまで行けるのか!




【試合後コメント】

・Husqvarna 135e / 井上

結果は圧勝です。
スイッチ操作性、ハンドルの取り回し、色、形、バーとソーチェン車体とのバランスがとてもいいです。
トルクまあまあ、回転数はいまいちです。調整域も体感出来る程クイックではない気がします。
これ調整しても回転数はあまり上側は伸びず、CDI、キャブの設定でしょうか?440のCDIと交換するとどうでしょうか?先に対決した、ゼノア3800はおそらく440モデル。単純にキャブを見た限りでは、135も同じモデルのキャブでした、排気量も同等だとするとシリンダーピストン等もボアアップしてないと思うし排気ポート研磨、マフラー等の差別化もしてなさそう。
ゼノアの取説には3810はデジタルCDIと記載されているので440もおそらく同じCDIを使っている?135はCDIの進角、遅角の設定を変更してあるのかな?と思います。

まぁ135はとても使いやすい1台ですが、この手のホビーソーはパワーバンドを外さないアクセル操作が重要かな?と思います、あまりトルクもない、回転数もかせげないので、強く押し込んだり低速での操作性があまりよくないと感じます。粘りがないので回転は落とさずまた、上げすぎもパタパタとノッキングするので、気持ちの良い吹け上がりとは言えない。力任せに扱うのではなく目立てを最重要視して機械の能力に身を任せるグリップ力で操作するととても気持ちのいいチェンソーです。つまり究極のホビーソーなんですね!休日に力を抜いてゆる~くチェンソーを楽しむための1台です。pro機は無理が利きますからそれなりにこなせちゃうんだけど、pro機とホビーソーの俗に言うそれなりってやつはこう言う所だとおもいます。

内に秘めたポテンシャルをもうちょっと引き出す為に試行錯誤で最強ホビーソーを造るのだ!
次はどれと対決ですかね?楽しみです。

・ZENOAH GZ360EZ / 清

この差はどうやっても埋められそうにありませんね;
木林士で一番最初に使わせていただいたチェンソーが360だったこともあって、勝つまではいかずとも良い勝負をしてくれれば!と期待していたのですが…はかない夢でした。

これからも新人をよろしく!


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次回はあの名機が同機種対決!?


2015年6月8日月曜日

!!お知らせ!!

みなさん、お久しぶりです。ナベです!
久しぶりの投稿なんですが、いきなりここで大事なお知らせがあります。
わたくし、ナベは木林士を退職します。

入社してちょうど3年、これから4年目という頃だったのですがプライベートのほうで事情が変わりましていろいろと考え、やめるという結果に至りました。

3年林業に就いて、木林士で働いて本当に多くのことを学び、知ることができました。
この3年間自分がしてきたことが林業に、木林士に少しでもプラスになっていたら幸いです。

このような結果になってしまいましたが、今まで自分が林業をするうえで支援してくださった皆様、仕事を通してお会いできた方々、本当にありがとうございます。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。

それではみなさん、さようなら!

2015年5月25日月曜日

防護具テストVol.6 防護ズボン

・2月26日に実施した防護具テストの最後、6種類目、防護ズボン(ソーチェンプロテクションクラス1(20m/s)付き)です。

ソーチェンプロテクション入りズボンに、37ccチェンソー、50ccチェンソー、刈払機、トップハンドルソーを当ててみました。比較するために、プロテクションの入っていない、普通の作業着にも当てています。

※今木林士では、チェンソーを使う際はチェンソープロテクション入りズボンを履くことにしています。今回実験に用いたのは、仕事で数年使い、経年劣化が進んだものになります。

動画は4本あります。4本とも左が普通の作業着、右側が防護ズボンになります。それぞれの動画の下に、当てた部分の写真を載せてあります。

・機械等概要
ズボン:防護ズボン(ソーチェンプロテクションクラス1入り)。
  数年間使い込んだものですので、劣化は進んでいると思います。
  地面に刺した丸太に履かせています。
チェンソー:排気量約50ccと約37ccと約27ccの3台。
刈り払い機:排気量約26cc、笹刈刃を装着
刃はどれも目立て済み


・動画1つ目は、防護ズボン×37ccチェンソーです。


 

・動画2つ目は、防護ズボン×50ccチェンソーです。


 

 
 

・動画3つ目は、防護ズボン×27ccチェンソーです。

 
27cc
27cc、ズボン下の丸太
27ccチェンソー、実験後
・動画4つ目は、防護ズボン×刈払機です。




刈払機

動画は以上になります。


感想1、チェンソーで唯一止まらなかった37ccについて。回転数は16000回/分出ています。
これだとさっくり計算すると、28m/sのチェンスピードになります。今回用いた防護ズボンはクラス1(20m/sまで)ですので、順当な結果と言えるかもしれません。これを防ぐにはソーチェンプロテクション最高のクラス3(28m/sまで)が必要になってくるようですね。
 ただ、フルスロットルで当て続けるという状況はあまりなさそうですので、惰性で回っているソーチェンでも試してみたいところです。

感想2、排気量27ccのチェンソーには効果テキメン!
  気持ちがいいくらいに止まってくれました。今回の行った実験の中で唯一頼もしい結果を見せてくれました。 

感想3、ただ、防護ズボンは全周ソーチェンプロテクションが入っているわけではありません。
  今回の実験では防護ズボンを丸太にビスで固定しています。実際の着用時には固定されません。ソーチェンが当たり生地が動くことで、結果が異なってくるかもしれません。


※あくまで基本1回、多くても数回当てているだけですので、決してきちんとした実験ではありません。ご参考程度にお願いします。

 とりあえず今回で、防護具テストについてのブログは最後になります。
またしばらくしたら(実験で使えるようなものがでてきたら)別のパターンでテストしてみたいと思います。 万一のための防護用品たちですが、万一だからと軽視せず、一つ一つの道具をしっかり理解しながら使っていきたいです。最後までお読み頂きありがとうございました。
渋谷

2015年5月19日火曜日

Husqvarna 346XP VS  共立 CS500 (木林士チェンソーNo.1決定戦)

Husqvarna VS KIORITZ  50ccどうしの対決!
 
トーナメント表の右側、今回は 『 Husqvarna 346XP   VS  共立 CS500 』

【試合前コメント】

・Husqvarna 346XP / 井上
今回、ハスクバーナ346と対決するのは、新参者の共立CS500!
ハスクバーナ346はこちらも言わずと知れた名機ではないでしょうか。
因みにこの346XPはNEW EDITIONです。
45cc(4.8㎏)の346を50.1cc(5.0㎏)に変更し発売されているモデルで、現在発売されているのはみんなこの346NEです。
13年まではカタログに346、346NE。とラインナップられていましたが、14年にはNEのみのラインナップになってます。

現在40ccクラスは543XPのみですね。339XPもカタログから無くなっていますからね。

さてさて話がそれ気味になりましたが、今回の対決相手はCS500!!
この機種の評判や現場データがあまり無いのは発売された・・・・あまり書くと相手に悪いのでここまで。

346は15~21程度までのガイドバーを適時選択することで、かなりの仕事内容をカバー出来る事が自分にとっては最大の魅力です。自分はよく15インチをセットして使っています。
346の機体はとてもバランスが良く特に枝払い時の取り回しは3711とかでは比べ物にならない程でトルクもあり枝払い、玉切りは楽チン!です。

そんな346実績で言えば熟成され550の発売以降も信頼性でいえばまだまだこちらが上ではないでしょうか。


・共立 CS500/ 渋谷
 林業を始めたからチェンソー1台くらい!と、勢いで、それも結構な勢いがついてしまい、共立の新製品を買ったものの、ほとんど使ってませんw 仕事では、会社の37を使っていますので、ずっと家で留守番です。家でも置き場所がないので邪魔者扱いですがw
 CS500の売りは軽いことです。50ccクラスでは最軽量の4.7kgです。ちなみに346は5.0kgです。この軽さのおかげで実務の際も使い勝手が良く、50ccですが気軽に山に持っていけます。と、言いたいだけです。仕事では使ってません。すみません。
 346XPは性能も取り回しもいいですし、2ちゃん等でも評判が良いです。CS500が勝てたらそれに越したことはないですが、負けるにしても、同排気量ですし、比較対象としては十分です。今後CS500を使いこなせるようになっていくための第一歩として捉え、集中して対決に臨みたいと思います。






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【試合後コメント】

・Husqvarna 346XP / 井上
 結果は346の勝利ですね。
納得!の結果でしょう。チェンソーは軽量化も勿論必要でしょうが、重さがある程度ある事でエンジンパワーやソーチェン切削の振動、を抑え込む事も必要でしょうね。チェンソーはトータルバランスが大切だなと感じました。

・共立 CS500/ 渋谷
 あっさり負けてしまいましたね。切削スピードで言うと、346の2/3程度でしょうか。エンジンはある程度使い込んだ方が回るそうですので、今後を楽しみにしたいです。それと、調整や目立て、玉切りの技術は井上さんに遠く及びませんので、これも少しづつ近づけていきたいですね。
 
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50cc対決は346の勝利でしたね!圧勝と言ってもいいかもしれません。
同じ排気量でも大きな差が生じることもあるんですね!
ご覧いただきありがとうございました。次回はハスクバーナとゼノアのホビーソー対決です。

2015年5月13日水曜日

2015年若葉まつり!

例年参加させていただいてきた桜まつりが、2015年は「若葉まつり」として5月に開催されました。
今年はなんと2ブース出展!

毎年恒例となってきたノコギリによる丸太切り体験ブースはコマ作りも追加!そして…


各種チェンソー展示&新設されたのはハスクバーナのバッテリーチェンソー(536Li XP&T536Li XP)体験ブース!

ハスクバーナよりご協力いただいてひとつの夢が叶いました。



『今年から』はブースだけではありません。
「年輪って知ってる?」「この木はキミより長生きしているんだよ」
と、熱心に丸太切り体験ブースを担当する新人アツ。

自分で輪切りにした丸太はデコレーションをして…

今年はコマ作りができるんです!

ちゃんと回るよ!

ドヤッ!いい笑顔。
昨年と同じくコースター作りも出来たのですが、圧倒的にコマ作りが人気でした。
やっぱり遊べるものが好きだよね。

対してチェンソー展示&体験ブースはしっとりと大人の雰囲気。
チェンソーに興味のある方や薪ストーブユーザー、同業の方もいらっしゃいました?!


ってな感じで今年も大盛況で終わることができました。



普段は山の中にいる私たちですが、年に一度のこの機会にみなさまに山のこと、山仕事のことを少しでも知っていただければ幸いです。

来年もお待ちしております。


2015年5月9日土曜日

防護具テストVol.5 靴(足袋・ブーツ)

・2月26日に実施した防護具テスト、5種類目、Vol.5 靴(足袋・ブーツ)です。

鉄芯入り足袋(鉄芯足袋)と先芯樹脂入りブーツ(先芯樹脂ブーツ)に、50ccチェンソーと刈払機、(笹刈刃)を当ててみました。

※今木林士では、チェンソーや刈払機を使う際はソーチェンプロテクション入りブーツを履くことにしています。今回実験に用いたものにはソーチェンプロテクションは入っていません。

動画は4本あります。それぞれの動画の下に、当てた部分の写真を載せてあります。

・機械等概要
靴:靴底をビスで固定
 足袋は立たせるために、段ボールを中に入れています。 
 数年間使い込んだものですので、劣化は進んでいると思います。
刈り払い機:排気量約26cc
チェンソー:排気量約50cc
刃はどちらも目立て済み

・動画1つ目は、鉄芯足袋 × 刈払機(笹刈り刃)です。










・動画2つ目は、先芯樹脂ブーツ× 刈払機(笹刈り刃)です。


・動画3つ目は、鉄芯足袋 ×チェンソーです。



・動画4つ目は、先芯樹脂ブーツ ×チェンソーです。




 
 


 

動画は以上になります。


感想1、意外としっかり守ってくれる。
 エンジンフルスロットルだと、チェンソーでも刈払機でも木はあっさり切れます。
ですが、鉄や樹脂は同じようにはいかないんですね。
これからも、エンジンものを使う際はつま先に芯が入ったもの履いていこうと思います。


感想2、樹脂と鉄、今回の場合だと樹脂の方が切れにくかったみたいです。
 鉄の方が堅いイメージがありましたが、樹脂も意外と守ってくれるんですね!


感想3、実際の効果は当たり所に強く影響される。
 鉄や樹脂の面から当たれば防御力はあるようですが、縁から当たると切れてしまうようです。つまり最も防御力が高いのは全体が鉄や樹脂でできたブーツなのでしょう。スキーやスノボーで使われるハードブーツのようなものになるでしょうか。
チェンソー対策であれば、チェンソープロテクション機能付きの靴(ブーツや長靴)が既に売られていますので、おすすめです。




 *あくまで基本1回、多くても数回当てているだけですので、決してきちんとした実験ではありません。ご参考程度にお願いします。
 お読み頂きありがとうございました。万一のための防護用品たちですが、万一だからと軽視せず、一つ一つの道具をしっかり理解しながら使っていきたいです。
渋谷(林業1年目)

2015年5月5日火曜日

GZ3900 VS 543XP(木林士チェンソーNo.1決定戦)

ついに登場Husqvarna!!



隔週更新サボってました、スミマセン。
トーナメント表の右側に移って今回はZENOAH GZ3900 VS Husqvarna 543XP!

【試合前コメント】

・ZENOAH GZ3900 / 清
39についての説明はワタナベ先輩が前回いろいろ書いてくれたので省略。
排気量上のお相手ですが前回井上さんが37で39に勝ったように可能性はあるはず!
バーもフィルターも影でめっちゃ掃除して暖気も済ませたのであとは自分次第です。

・Husqvarna 543XP / 水出
Husqvarna 543XP水出使用が満を持して登場です。
ゼノアGZ4300で良いところをハスクバーナオレンジがかっこいいと言うだけの理由で選んだマシンです。職権乱用も良いとこですが…!排気量から言っても負けるわけがない。

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【試合後コメント】

・ZENOAH GZ3900 / 清
まさに持ち主がポンコツでした。動画で見ると力み過ぎているのが見て取れます。
543の調子があまり良くなさそうなチャンスだったのに!勝機を逃しました…39ごめん!

・Husqvarna 543XP / 水出
まぁ、当たり前の結果ですな。余裕な感じで言いたい所ですが、吹き上がりが悪い気がする!
立場もあるので調整が合ってないなんて口が裂けても言えない。どうするんだいオレ!

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意外と僅差でしたが、やはり丸太の輪切りひとつ取っても排気量だけでなく技術の差が出るものですね。

次回は意外な機体が登場予定…!

2015年4月25日土曜日

防護具テストVol.4 ヘルメット


防護具テストVol.4 ヘルメット

今回はヘルメットです。
ヘルメットは暑いです。蒸れます。
けど、我慢して着けてます。
岩が落ちてきたり、枯れ枝が降ってきたりってことは、よくありますからね。
すでに何度も助けてもらっている気がします。
ヘルメットさんいつもありがとう。

感謝の気持ちを伝えたところで本題です。
今回は2月26日に実施した防護具テストの4種類目、 「ヘルメット」についてです。
ヘルメットにエンジンチェンソー(排気量約50㎤)をフルスロットルで当ててみました。
とはいえ本来ヘルメットは、飛来物・落下物対策や、墜落対策のものです。
ですので、チェンソーは用途外です。
そもそも頭にチェンソーが近づくような使い方は危険ですのでやりません。
興味本位のテストと捉えて頂いても結構です。

動画は1本ありますが、固定が不十分だった為、最初の衝撃でヘルメットがはじかれてしまいました。あまり参考にならないかもしれません。申し訳ありません。

・機械等概要
 ヘルメット:使い始めて数年経ち、劣化が進んでいると思われます。
        丸太にロープでくくりつけています。
チェンソー:排気量約50cc、フルスロットル
        刃は目立て済み

・動画は、ヘルメット × チェンソーです。



・以下はテスト後のヘルメットをアップで撮った写真です。

見づらいですが、青いまるで囲んだところが動画で当てた傷です。
衝撃でヘルメットが飛んでしまいましたが、ヘルメットに穴は開いていませんでした。
ヘルメットが飛んだのは、台木と結んでいたヘルメット内側のベルトが切れてしまったためです。
他の傷はヘルメットをしっかりと固定して、あちこち様々な当て方をしてみたものです。
動画はありません。申し訳ないです。
ヘルメットを固定するとやはりスムーズに穴が開いてしまいました。



感想1、ヘルメットのあご紐をしっかりと締めておくことはかなり重要のようです。
最初の衝撃でヘルメットがずれてしまったら元も子もありません。

感想2、ただ、ヘルメットはチェンソーから身を守るための物ではありません。


決意1、チェンソーを頭の近くに持ってくるような使い方はしません。


お読みいただきありがとうございました。

渋谷(入社1年目)

2015年4月18日土曜日

G3711 VS GZ3900(木林士チェンソーNo.1決定戦)

さて、お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが(?)防護用品テストの記事とチェンソー対決の記事は隔週更新となっております。


今回はZENOAH G3711 VS ZENOAH GZ3900。
前回同様、同じメーカーから出ている2機種ですが、今回は両方ともプロソーです。
チェーンも同じ新品のものを使用するので単純に排気量の大きい3900が有利と思いきや・・・?!

【試合前コメント】

・ZENOAH G3711 / 井上
3711と共に歩んだ11年。負けるわけにはいかね~。
と言うことで、37に関してはあまりつべこべ言わず対決じゃ~。

・ZENOAH GZ3900 / ナベ
ゼノアのプロソー、37の後継機がこの機種です。
排気量は39.1cc。
後継機なのになぜ2cc排気量がアップしているかというと排ガス規制に対応したため出力が下がったのでそれを補う形で排気量を上げたとか上げてないとか。
さらに37と違いハンドルも取り回しがしやすいように人間工学に基づいて設計されているという!環境だけでなく人にも優しい一台!
まあ説明はこれくらいにしといて、サクッと決着付けてきましょうか、世代交代ですよと(^O^)

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それではいざ尋常に・・・!



【試合後コメント】

・ZENOAH G3711 / 井上
結果は見ての通り勝利です。
新旧のモデル対決でしたが、3711まだまだ現役です。
排ガス規制等の時代背景もありますが、3711は時代に名を残す名機ですね。
25APから21BPに変更しているのですが、少しソーチェンの抵抗が強く、重量も出るので基本は25APが良いかと思います。
メーカーさんも良い機械を送り出すと次モデルでは絶対にコケれないので大変な苦労でしょうが、3900も今後の熟成を期待します。
3711に勝てる機械は現れるのか?

・ZENOAH GZ3900 / ナベ
動画を見ると押し込んだ際に少し回転が落ちてますね。
普段使うときは高回転気味にしてるんですが、十分に暖気しきれなかったミスも重なり完全にあだとなりました。十分エンジン温まっていれば勝ってましたね、ええ。
なのでこの試合も現段階では勝ちとか負けとか決める必要はないと思うな...はい、すみません、負けですね。

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前半、ナベ先輩のミスもあり上からの1カット目では差が出ましたが、下からの2カット目では3900が追い上げを見せましたね。
最終的には3711が僅差で勝利!見応えのある1戦でした。

次回もお楽しみに!

(キヨ)

2015年4月10日金曜日

防護具テストVol.3 「手袋」


防護具テストVol.3 手袋

振動病を防止するために、防振手袋を使うのか、
手に刃物が当たってしまった時のために切創防止手袋を使うのか。
答えのない命題です。
すみませんそこまでではありません。


・2月26日に実施した防護具テストVol.3 「手袋」です。
 手袋2種(防振手袋(耐切創性能無)、切創防止手袋(切創耐性80.2N*)に、ナタと刈払機(笹刈り刃)を当ててみました。

動画は2本あります。どちらも、左が切創防止手袋です。
*80.2Nは他の切創防止手袋と比べても抜群に高い数字でした。ただ、突刺し耐性は無いようです。



・機械等概要
 手袋:コンパネにビスで固定。中にはパーライトを詰めてあります。
刈り払い機:排気量26cc、フルスロットル
刃は目立て済み

・動画1つ目は、手袋2種 × ナタです。



左:切創防止手袋 右:防振手袋




・動画2つ目は、手袋2種 × 刈払機(笹刈刃)です。
実験上、見やすくするために、飛散防止カバーを遠目に設置しています。


左:切創防止手袋 右:防振手袋



・以下はテスト後の手袋をアップで撮った写真です。


防振手袋(耐切創性能無し)にナタを当てた結果です。


耐切創手袋にナタを当てた結果です。
防振手袋(耐切創性能無し)に
刈払機を当てた写真です。
耐切創手袋に刈払機を当てた写真です。





・感想1、鉈を当てるとサクッと切れてしまう。
ナタを使うときは、枝を落とす目的が大半ですので今回の実験程度には勢いが必要なことが多いです。その勢いで手袋に当てると切れてしまうようですね。
ありきたりですが、刃物を使うときは軌道に体を置かない、力まない、道具に合った使い方をする、ということが本当に大切なようですね。切創防止手袋はある程度効果があるようですね。


感想2、やはり刈払機は恐ろしい。
もうみなまで言うなという感じですね。刈り払い機はほんとに恐ろしい道具です。
必要な時しか使わない。
刈り払い機の性質を全て知る。
使い方を守る。
けれど予想外なことが起きるから体からの距離は十分に取っておく。
そんな基本に戻ることを決心しました。
作業スピードは二の次どころか百の次くらいです。
切創耐性80.2Nもお構い無しでしたね。


感想3、
ただ、今回はフルスロットルのままでしたので、惰性で回ってる刃を当てたりした場合なら、違った結果になってくるかもしれません。また防護手袋には様々なタイプがあるので、いろいろ試してみたら何か違ってくるかもしれませんね。



・前回テスト動画(脚絆編)の動画にはありますが刈払機にはキックバックという現象があります。
それも合わせまして、刈払機を使っている人に近づくのは自殺行為です。
使用者がエンジンのかかった刃を自身の体に近づけることも同じく大変危険です。


刈払機は危ないという話は入社以来聞いてきましたが、今回やってみてはっきり認識できました。渋谷(入社1年目)

2015年4月4日土曜日

G3711 VS GZ3800 (木林士チェンソーNo.1決定戦)


『木林士チェンソーNo.1決定戦』
を開催しま・・・以下略
トーナメント表はこちら!



今回は ZENOAH G3711  VS  ZENOAH GZ3800 です。


【試合前コメント】
・ZENOAH GZ3800 / 井上
GZ3800と言うチェンソーはハスクの440とほぼ同じスペックのチェンソーで位置づけではオールラウンドソーです。
排気量は、今回対決する3711より上の40.9㏄
このGZ3800を今回の対決にエントリーさせたのには訳がありまして、(それは今度)
こいつの実力が今大会の一つの注目なんです。(僕の中では)

それでは早速ですが、今回の相手は3711(渋谷機)!まぁ当然勝てる相手ではある事間違いなしの相手だとおもいますが、3711の実力は知っての通り!なめたら負ける相手です。




・ZENOAH G3711  (排気量37.2cc) / 渋谷
サンナナ、この場を借りて一言言わせてもらうね。
最初の頃は目立てが出来なくてエンジンの力でカバーしてもらってたな。
玉切りで食われた時は無理やり引っ張ってごめんな。防振ゴム痛かっただろう。
谷底に落っことしたこともあったな。あの時はもう仕事にならないかと思ったよ。
熱い時も氷点下の時も、動き続けてずっと支えててくれたな。
そういうこと忘れて太い木で上手くいかない時はお前の排気量のせいにしてごめんな。
お前がいないと仕事にならない。お前がいるから仕事ができる。
お前のおかげで生きていられる。ほんとありがとう。
さあ今日はチェンソーNo.1決定戦だ。
恩返しじゃないけど、俺なりに精いっぱいメンテナンスしたよ。
まあもともと、おまえの力なら3800に負けるはずはないけどなw
思う存分楽しんでくれ!


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ということで…両者からコメントが出たところでいざ対決!!




【試合後コメント】

・ZENOAH GZ3800 / 井上

3800の無負荷時の回転数、吹け上がりは、そこそこ調子よくこれならいい勝負かと思いきや!!
いざ!伐りだすと見る見るうちに出力が下がり気味に!!
バーサイズも3711の16より短い14インチなのに、、、。
トルクも弱く押し込み過ぎると止まりそうでした。
ソーチェンを送り出していく時の感覚が軽いと言うか、高回転の時の抜けてる感覚。許容回転数が高いだけで最高出力は、はるかに下と言えばわかりやすいか?
木を伐り込んで行く力がもぅ少し有れば面白い1台です。
始動性やスイッチの操作性も良く、セカンド機の役割は十分あります。


結果大敗でした。渋谷に調整教えなければ良かった↷
3800に必要なのは経験値みたいな物なのかな?あまり使われていなかったのでって何か負けたナベちゃんみたいなコメントです。

しかしこのチェンソーじつは意外に軽く薪割りや少量の伐採、短時間の作業には十分な仕事量をこなしてくれる1台です。
チェンソーは同じに見えて使うとホントにその機械の特色が有って面白いです。
あくまでも個人的な主観や趣味思考ですが、色々と触って見ると新しい発見がありますね。

次はどんな闘いが待っているのか楽しみだ。。




・ZENOAH G3711 / 渋谷
サンナナ、さすがだな!
次の相手は39か37か。勝ち負けはやってみなきゃわかんないけど、まあ楽しんでいこうぜ!
今日を境にじゃないけど、俺もお前のこと支えられるように、もっと意識高く持って取り組んでいくよ。
おまえに、「俺を使うのが渋谷でよかった」って言ってもらえる日を楽しみにしながらな。



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そんなこんなで終えた第2戦目。
次回も期待です!

2015年3月27日金曜日

防護具テストVol.2 脚絆(スネ当て)

重くてかさばる鉄板入り脚絆よ、きみはスネを守ってくれるのかい!?
*脚絆:スネに巻く装具

安全のためには着けてはいますが、重いし歩きづらいので、実際どれだけ守ってくれるのか、ちょっと試してみました。エンジンフルスロットル!目立て直後!キックバック!
それでも守ってくれるならもう何も言うことはない!

・2月26日に実施した防護具テストVol.2 「脚絆(スネ当て)」です。
脚絆3種(普通、ピアノ線入り、鉄板入り)に、刈払機(チップソー)、刈払機(笹刈り刃)、小型チェンソーを当ててみました。
刈払機を使う時は、防護具として、鉄板入り脚絆を装備します。
チェンソーは基本的に足元で操作しないので、あまり関係ありませんが、興味本位で、ピアノ線入り脚絆に当ててみました。
動画3本あります。

・機械等概要
脚絆:直径約10センチの木に巻きつけて、裏をビスで固定
刈り払い機:排気量26cc
小型チェンソー:排気量27cc
刃は目立て済み

・動画1つ目は、脚絆3種 × 刈払機(チップソー)です。




・動画2つ目は、脚絆3種 × 刈払機(笹刈刃)です。
脚絆は1つ目のテストで用いたものをそのまま使っています。




・動画3つ目は、脚絆2種 × 軽量トップハンドルソーです。



・以下はテスト後の脚絆をアップで撮った写真です。

チップソーを普通脚絆に当てた結果です。
笹刈刃でも、小型チェンソーでも同じような結果です。


チップソーをピアノ線脚絆に当てた結果です。
笹刈刃でも、小型チェンソーでも同じような結果です。




チップソ―を鉄板入り脚絆に当てた結果です。
ざっくり穴が開きました。
笹刈刃を鉄板入り脚絆に当てた結果です。
貫通はしませんでした。
感想1、ピアノ線入り脚絆ほぼ意味ねー!
普通脚絆とピアノ線入り脚絆に違いは無く、エンジン物に対して防護性能はほぼありませんね。
フルスロットルで当てなくとも、雑木が切れる様に足も切れるでしょう。

感想2、鉄板頼もしい!
鉄板入りは重くて歩くの大変ですが、着ける価値あるようです。
当たり所がよければ、貫通せずに済むようですし。

感想3、とはいえ、横や後ろから当たった場合は防げない!
今回使った鉄板入り脚絆はすねの前の部分にのみ入っています。
横や後ろから当たった場合は想像に難くないです。
また今回はビスで固定しましたが、実際の使用時には固定は難しいです。たとえ鉄板部分に当たっても、最初の衝撃で回ってしまい意味をなさない可能性もあります。
加えて、私が使っている鉄板入り脚絆は歩いていると横を向いてしまっていることが多いです。

結論
「まえうしろ みぎもひだりも てっぱんを」

本当の結論
「当てないように十分に注意して刈払機を使用し、万一の時の為に、鉄板入り脚絆を欠かさずに着けておきましょう」です。


鉄板は意外と頼もしかったですね。でも今回の動画で一番印象深いのは、キックバックの威力(動画2つ目の最後)でした。刈払機使っている人に近づくのは自殺行為です。渋谷(林業1年目)




2015年3月24日火曜日

対決!木林士チェンソーNo.1決定戦 - GZ360EZ vs MS020


2月某日、木林士八王子事務所にずらりと並べられたチェンソーたち。
一体何が行われていたのかというと・・・

『第一回 木林士チェンソーNo.1決定戦』
を開催しました!!

木林士では普段、各メーカーのさまざまな種類のチェンソーを使っています。
そこで誰かがつぶやいた、

「○○と××って実際どっちがよく伐れるんだろうね」、と。

そんな一言からはじまったのがこの企画!トーナメント表はこちら!


 
初戦 「ZENOAH GZ360 vs STIHL MS020」

その前に簡単なルール説明です。
・試合はトーナメント方式で行います。
(中には「この組み合わせだったらあきらかにこっちが勝つでしょ」なんて部分もありますがご愛嬌)
・ソーチェンは全て新品で、目立てによる勝負への影響は心配ご無用。
・だから、チェンソー自体の性能比較ができる!はずが結局は扱う人の技術次第な面も?!
 
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【試合前コメント】

・ZENOAH GZ360EZ / 井上

2015年。木林士には、GZ360というチェンソーがある。

何年か前に15~20年生のヒノキの間伐で使えるチェンソーということで、サンナナ(G3711)より軽くて小排気量のチェンソーを探していました。
当時、GZ3500T(中国製)とは別に国内生産のGZ360というモデルが発売されることを聞いて、比較検討していたMS200より低価格で発売されたばかりの360を購入しましたが、、、。

実際コイツは大きく期待を裏切ってくれた。
まず吹き上がらない!振動がヤバい!軽いけど耐久性ない!14インチでもかったるい!
…まぁメーカーのうたい文句も「農家のセカンド機に!」みたいな感じだったと思うけど。

でもこういう機体にほど変に熱が入る私は「コイツある程度我慢して現場で使い込めば実は頑張れるんじゃねーか!?」と何日か現場で使ってみることに。
しかし3日後にはサンナナに12インチ!と言う結論に至り終了。って何の話だよ!

それからというものの360の出番はめっきり減り、新人の育成用(練習機)みたいな使われ方をされてきました。ボデーは割れ!チェーンカバーは裂け!それでも新人達の実力UPを陰で支えてくれた360。
今回チェンソー性能対決を行うにあたり試合相手に同排気量のスチールを当てたのは、MS200と迷っていた当時の自分にケリをつけるため!今こそ360の実力を見せるときなのだっ!!

負ける気がしねー。

・STIHL MS020 / ナベ

過去にスチール社が日本向けに企画、設計したプロ用小型チェンソーで爆発的にヒットしたと言われているMS020。現在発売されているMS200はこのMS020の後継機です。

実はこれ父が買ったものでして、10年以上前かな?使うことがなくなったので知人に譲ったそうです。が、結局譲られた先でもあまり使われることはなく、僕がこういう仕事をするということでその知人の方からまた返してもらったという経緯のあるチェンソーです。
なので、古いチェンソーではありますが使用時間はかなり少なめだと思われます。

そんなおじいちゃんチェンソーではありますが、これでも大ヒットしたプロ用チェンソー。
ホビーソーには負けられません!

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ということで…両者からコメントが出たところでいざ対決!!



※カメラ目線なのはカメラマンが審判も兼ねているためで、カメラ映りを気にしてではありません
 
【試合後コメント】

・ZENOAH GZ360EZ / 井上

かなりの余裕を持っての勝利!でしたが、まぁこれ以上の戦いで勝てる気はしない、、、。
今回の対決で感じたことは、道具は愛情たっぷりに育てましょうということ。

次の対戦相手はどいつだ!

・STIHL MS020 / ナベ

じ、実戦投入しているかしていないかの違いですね。
使い込んでいけばこいつのエンジンはまだまだ回りますよ。
まだこの段階では勝ちとか負けとか決める必要はないと思うな…うん。

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そんなこんなで終えた第1戦目。
次回も期待です!




2015年3月12日木曜日

2月26日防護具テスト

キリンジに勤め始めて早半年、常に疑問に思っていたことがある。

タブーなのかもしれないがもう、避けては通れない。なぜなら疑問に感じてしまったからだ!

防護具たちよ、君らはほんとに守ってくれるんか!?

2月26日防護具テスト

最近木林士の正社員になりました渋谷です。 先月の末頃に、防護具のテストを社内で実施しま した。 東京都農林水産振興財団の方と、東京都森林組合連合会の方も見に来て下さいました。 順次動画等もあげていきますので、 ”あれにもこれ当ててみたら?”等のご意見やご感 想等ありましたら、是非お寄せ下さい。

コンセプトは、 「防護具は万一の時のためって分かってるけど、 本当に万一の時は、実際どのくらい守ってくれますか?」です。

テストとは言ってもそんな厳密なものではなく、内容は、
切創防止手袋や鉄心足袋等の防護具に、 ナタ、チェンソー、刈払機等の林業で使う刃物を実 際に当ててみるというものです。
条件がそろうように、ナタ等は普段使うように、 エンジン物はフルスロットルで当てるようにしまし た。 *それでも、実際の当て具合は当てた人(井上)次 第です。

下記は安全帯にナタと軽量チェンソーを当てた動画で す。





チェンソー:排気量26.3cc(林業で使う中では小型)
安全帯:重さ約18kgのオイル缶を吊るしています。

木林士では枝打ちの際に、 樹上で安全帯をつけながら小型チェンソーを使いま す。 その状況をイメージした実験です。

枝打ち

結果、ナタは、縄の部分と中心のワイヤーの素線が数本切れました。 チェンソーは、縄の部分全周と、ワイヤーの素線が約20本切れました。

切れて落ちることは無かったので、すこしだけ安心できました。 ただ、ワイヤー部分があっさり切れてしまうことは 忘れられません。


ナタ                   チェンソー

他の防護具等も順次あげていきますので、 ご意見やご感想等ありましたら、お寄せ頂けたらありがたいです!