2014年12月28日日曜日

年末のご挨拶


今年の業務も今日で無事納めることができました。

今年は二人の新人が入りまして総勢6名になりましたが、その中で多くの方々にご迷惑おかけし、またそれと共に多くの方々にご支援、ご指導して頂き大変お世話になったこと、心からお礼申し上げます。

重ね重ねではございますが、本年中のご愛顧に心よりお礼申し上げますとともに、また来年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2014年12月19日金曜日

特殊健診


先日木林士として毎年恒例の健康診断を受けてきました。
身長体重、血液検査などを一般的な健康診断を受けたのですが、木こりの健康診断はそれだけでは終わりません。
特殊健康診断と言って特定の業務に従事する労働者を対象に行う健康診断があります。
木こりの場合はチェンソー等を使用した業務がこれにあたり、振動病(振動障害)や難聴かどうかをチェックします
さあ出てきました、新たな用語、”振動病”。

チェンソー、刈払機などエンジンが付いた振動する手持ちの道具を日常的に使っていると手の末端の血管の流れが悪くなり、動かしにくかったり、握力が低下したりします。これが振動病、もしくは振動障害といいます。手先の血流が悪くなるので見た目的に指先が白くなる場合もあるので”白蝋病”とも呼ばれています。
それを事前に見つけて予防しようというのが特殊健診の目的です。

具体的になにするかというとい手の温度を測ったり、 握力は計ったり、聴力を測ったりします。
振動病だと手の温度が低かったり、握力が低下するようです。

この振動病、チェンソーが使われ始めたころは多くの人がなっていたそうです。昔は今のチェンソーに比べて非常に振動が大きく、防振手袋なんてものもなかったからなんでしょう。
今のチェンソーは振動が少ないですが、まったくならないとは言えず、防振装置の付いたチェンソー、防振手袋などをフル装備しても長年やってると全体で3%の人が振動病になるようです。
フル装備してもなるとは意外ですが、なおのこと日々装備をしっかりとして作業に当たりたいものです。

2014年12月6日土曜日

林業機械講習!

12月にはいりましたね!ナベキヨは12月そうそう5日間の林業機械の運転の講習でした。
清澤さんなんて最近は講習続きで防護ズボンはいた姿は久しく見てないですw
でも緑の雇用でこういった講習を受けれるのでありがたいです!

今回の講習ではスイングヤーダ、プロセッサ、フォワーダという林業機械を運転しました。
ざっくりした説明ですが、これらの機械では木の伐倒や伐倒した木を集めまとめる(集材)機能があります。

 これはプロセッサ。このように積み木を積むための機械、、、ではなく枝払い、玉切り、集積を行えます。
 これはスイングヤーダ。ワイヤーによる集材ができます。
 これはフォワーダ。グラップルという木をつかむアームがついています。木を集めまとめて運ぶ機械。
どの機械も重量物である木を扱い、不安定な傾斜地で動くものなのでチェンソーなどでの作業とは違う危険が伴います。

 ちょっと話が変わりますが日本の、木を山から出す費用、伐出コストは1㎥平均6000円程度だそうです。
それに対してスウェーデン、フィンランド、オーストリアなどの国では1㎥ 1000~3000円程度なのだそうです。日本の半分かそれ以下ですね。
この理由が林業機械の導入と伐出工程の超効率化。日本では一日に10㎥出せば良いほうですが、海外では15~30㎥出すそうです。1時間当たりで!
もちろん地形などの環境的な要因もありますが、日本で一日ガンバって出す木の量を海外では1時間でその3倍以上の量の木をだすのですから、差は大きいです。

なんにせよ自分はまだ機械を使うような仕事はしていませんが、これからのことを考えるうえでやっておいて損はありませんし、なにかのアイデアの足しになればいいなと思う今日この頃です。